サヌールビーチと小さな冒険

サヌールビーチと小さな冒険

何の計画もなくバリ島に来て、ホテルのプールで泳ぐだけでは少し物足りないと思い、近くのビーチに行ってみることにしました。

バリ島の海は、セブ島や沖縄のように真っ青というわけではありませんが、サヌールビーチは落ち着いた雰囲気で、のんびり過ごすにはちょうどよい場所です。

ちなみに、有名なクタビーチは波が高く、サーフィンのメッカとして知られています。

宿泊していたラディソンバリから歩いて5分ほどでサヌールビーチに着きました。ビーチには、このページのイラストのような船が何隻かあり、そのひとつには年配の船頭さんがいました。

特に予定もなかったので、いくらか(安い金額だったことしか覚えていません)お支払いして、その船に乗せてもらうことにしました。

最初は、遠浅の穏やかな海をゆっくり進み、とても心地よい体験でした。

しかし、ある地点を越えたとたん、海の色が急に変わりました。浅瀬を抜けて深いエリアに入ったのでしょう、透明感のある水色から一気に深い黒っぽい色に。海の表情が変わったように見えたのです。

さらに、波も少し強くなったように感じられ、ふと怖くなりました。船頭のおじいさんは特に気にする様子もなく、そのまま進もうとしていましたが、私は「もう浜に戻ってほしい」とお願いしました。

こんなにも海の色が急に変わること、そしてその変化だけでここまで恐怖を感じるとは思いませんでした。

旅先では、こうしたちょっとした出来事が強く記憶に残るものですね。

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この記事を書いた人

旅行業界で30年以上、国内外の手配・ツアー造成・添乗など、幅広くお客様の旅をお手伝いしてきました。
旅行の終わりに「楽しかったよ、ありがとう」と言っていただけることが何よりの喜びであり、また次の旅をご依頼いただけた時に「あの提案でよかったんだな」と感じながら、ずっと仕事を続けてきました。

ただ近年は、インターネットで誰でも簡単に情報が手に入る時代。
お客様ご自身が価格やホテルのグレードなどを比較されることも増え、私たちがご提案する内容よりも、お得に見える選択肢があるのも事実です。
信頼関係のあるお得意様からのご依頼には恵まれていますが、正直なところ、コスト面ではなかなか太刀打ちできません。

そして最近では、AIの進化にも驚かされました。
「もしかすると、これからの時代は“敵”ではなく“味方”としてAIを活用できるかもしれない」
そんな思いで、自分でもAIの可能性を学びながら、このサイトを立ち上げてみました。

旅を考えている方に、少しでも役立つ情報やヒントをお届けできれば嬉しいです。
そして、これまでの経験を活かしつつ、新しい形で「旅の楽しさ」を一緒に考えていけたらと思っています。

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