ジャングルの中のリゾート
マレーシアのタマンネガラ。世界でも有数の古い熱帯雨林として知られる場所で、そこのリゾートに3泊したことがあります。
泊まったのはバンガロー。夜になると、何の動物かわからない鳴き声が聞こえてきます。夕方になると、野生の豚や猿がそこら中に現れます。「自然が豊か」という表現では足りないくらい、野生のほうが主役で、人間は隅に泊まらせてもらっている側でした。

夜の小道と、生き物たち
レストランへ続く小道には電灯が並んでいて、その下には小虫が群がっていました。向こう側が霞んで見えるほどの数です。その下をくぐって、毎晩レストランに通いました。
売店のドアの向こうには、黄色い大きなクチバシの鳥(サイチョウの仲間でしょう)が、当たり前のようにいました。
部屋の中も平和ではありません。7センチくらいはありそうな、ハチのような大きな虫がいたり、トイレの蓋を開けると、イモリかヤモリかわからない生き物が水の中に潜っていったり。部屋の内と外の境目が、かなりあいまいな滞在でした。

低い山と、オオトカゲのケンカ
低い山に登った日の帰り道のことです。小道の先で、全長2メートルくらいあるオオトカゲが二匹、向き合っていました。怪獣の鳴き声のような声を発しながら、ケンカの真っ最中でした。
近づくわけにも、追い越すわけにもいきません。もし噛まれたら、骨が見えるほど肉を食いちぎられるのではないか。そんな心配をしながら、成り行きを見守るしかありませんでした。

大雨と、高いビール
夕方には、体験したことのないような大雨にも見舞われました。ジャングルの雨は音からして別物です。
レストランでは、もうひとつ忘れられないものがありました。ビールです。ジャングルの奥地という立地を差し引いても、異常に高い。ただ、その一杯の値段も含めて、今では笑える思い出になっています。
正直な結論
刺激的でした。間違いなく、一生覚えている滞在です。
ただし、正直に書きます。3泊は長かった。しんどすぎて、2日目から「早くクアラルンプールに帰りたい」と思い始めていました。
タマンネガラは、万人向けの場所ではありません。虫が苦手な人、野生動物と至近距離で過ごすのがつらい人には、正直おすすめしません。逆に、こういう体験を求めている人には、これ以上ない場所だと思います。
もし行くなら、泊数は2泊くらいがちょうどいい。それが、実際に音を上げた私からのアドバイスです。
※ 画像はイメージです。